人間のからだはアルカリ性
◆疲労が感じるのはからだが酸性化しているため?
人間の体はpH(ペーハー)7.4の弱アルカリ性で、 この値を保とうとする働きがあります。ところが老廃物の排出が悪くなり、体が酸性に傾いてくると疲労があらわれてくる。つまり、病気にかかりやすく治りにくくなってしまうということです。
この状態を克服するのがアルカリイオン水。人間の体の60〜70%は水からできていて、毎日2リットルの水を飲んでいます。普段からアルカリイオン水を飲んでいれば老廃物が洗い流され、体がアルカリ性体質となり、 元気を取り戻すことができるというわけです。

人間の体はpH7.4の弱アルカリ性
アルカリ度はpH(ペーハー)という単位で表し、pH7を中性としそれよりも高い数値がアルカリ性、低い数値は酸性となります。
では、アルカリイオン水って何?
◆電極分解でマイナスイオンをもつ原子の細かい成分
水道水を精密ろ過フィルターによって不純物と残留塩素を除去後「電気分解」してマイナス極側とプラス極側に分け、プラスの極に集まったマイナスイオンを持つ水をアルカリイオン水と呼んでいます。
で、逆にpH7以下のプラスイオンの方は酸性水となります。酸性水は除菌力のある
細菌が繁殖しにくい清潔な水ですから、使い道はたくさんあります。
◆アルカリイオン水の特徴
電気分解することによって分子が細かくなるので、体内に吸収されやすくなるといいます。通常のお水は、コップ一杯でもお腹がチャプチァプなんてことになりますが、アルカリイオン水ならそうでもないのはこのためなんでしょう。また、たくさん飲むことで、新陳代謝を促します。
ペーハー値によって異なりますが、
還元力がある水となり、ものを柔らかくする作用、溶解力・抽出力(お茶やお料理の味を引き出す) があるのが特徴です。

アルカリイオン水の分子構造
アルカリイオン水は6個弱の分子からなっていてとても不安定。元の水道水は13個の分子を持ちこれが安定した状態で、電気分解によりマイナスイオンが6個弱、プラスイオンに6個強に分離されているらしく、時間とともに元の13個に戻ろうと活発に動くということ。
この
細かさと活発さゆえに、体のすみずみへ速やかに行き渡り、体内の老廃物と結合してそれを排出するのを助けてくれます。また、水の中の各種ミネラル分と結合して、それらが体に吸収しやすくしてくれているというわけです。
◆からだにいいといわれますが、どんな効果があるの?
アルカリイオン水は、一般に消化機能の回復(消化不良、胃酸過多、慢性下痢、胃腸内異常発酵、 制酸の改善)に効果があるとのこと。医療分野では糖尿病、高血圧、アレルギー性の皮膚炎、アトピーとか蕁麻疹に効果を上げた証例も多く報告されているようです。
でも、飲むのを止めるとこれらの効果もなくなるそうで、健康のためには毎日飲み続けることが大切のようです。
●アルカリイオン水の効果と酸性水の利用法
アルカリイオン水の弱点
いろんな情報でアルカリイオン水のことを調べていると、何かいい事ずくめのように思ってしまいますが、弱点もあります。
最大の弱点は、イオン分解時にミネラル成分のなかで大変重要な
カルシウム成分が破壊されてしまうことです。ペットボトルにつくり置きしていると徐々に白い結晶がこびりついてきますが、これが破壊されたカルシウムです。アルカリイオン水を常用する場合はカルシウム分を他の食品やミネラルウォーターから得る必要があります。
もし今お使いの整水器に「清涼水(ミネラルと表示されている機器もある)」生成機能がある場合は、イオン分解せず不純物を除去しただけでミネラル成分が生かされますので、時々そちらを飲料することもいいと思います。しかし、水道水自体にそもそもミネラル成分がどれだけあるのやらちょっと疑問ですが。
つぎに、分解されてできたアルカリイオンの構造(性質)が、時間的に長続きしないことです。生成後は早めに飲料しないと意味がありません。つくり置きする場合はその日のうちに利用するのが鉄則です。
アルカリイオン水の正しい利用方
アルカリイオン水は生成後24時間以内に飲む
飲料用としてはpH8.5〜9が適しているようです。でも、注意しなければならないのが正味期限です。アルカリイオン水は、ペットボトルなどに密閉して冷蔵庫で保管すれば2日位は持つようですが、活性化が徐々に落ちて元の水に戻ろうとします(前述の「アルカリイオン水の分子構造」参照)ので24時間以内に使うのが原則です。
もちろん酸性水も同様でこちらは2日以内に使用するのがよいとのこと。ただし、金属をさびやすくする性質があるた
金属容器での保管は厳禁
◆電気分解で生成された水の用途は実に多彩(^_^)
アルカリイオン整水器で飲料用のアルカリイオン水を生成すると、その副産物として酸性水ができ、整水器によっては、アルカリイオン水・酸性水ともにいくつかの強弱に分けて生成できる物があります。これは下表のように用途に適した多彩な使い分けができるということでとても便利です。

ペーハー値別用途
ペーハー値(pH) 用途
強アルカリ 9.5 麦茶・コーヒー・ゆでもの煮物などの調理用に
強アルカリ 9 飲料用、炊飯など調理用に
弱アルカリ 8.5 抵抗のある人は最初この程度から
中性 7 医薬品の服用時や赤ちゃんのミルク、水割りに
弱酸性 5.5 アストリンゼント効果があり洗顔・うがいやケガの傷口に
強酸性 2.5 包丁・まな板・食器など台所用品の洗浄や茶しぶ落としに
お茶関係はpH9以上、炊飯にはpH9以下で、洗顔や傷の消毒にはpH5.5、洗い物はpH2.5がもっとも適しているらしいのですが、単純にアルカリと酸性2つに分離するタイプでは、生成のペーハー値がわからないとお手上げですね。
「強酸性水」は大変便利ですが、これを生成するには塩分を化合する必要があるので面倒です。そもそも一般に市販されているアルカリイオン整水器にはほとんど備わっていない機能です。

中性について
中性は電気分解しない水であり、用途として医薬品の服用時や赤ちゃんのミルクにと前述しましたが、水道水は残留塩素があるため、ここでは最低限浄水器等で不純物や塩素等が除去された水のことを指します。