一般に市販されている空気清浄器の種類
◆空気清浄器の種類(方式)
ファン式 ファン式の空気清浄器は、文字通りファンの力でホコリを吸い、フィルターで吸着させます。むろんマイナスイオンは発生できません。
イオン式 イオン化線に高電圧をかけることによってコロナ放電をおこし帯電させます(プラスとマイナスに分解)。空気清浄器本体の集塵板に帯電したホコリなどが電気的に引きつけられて吸着します。プラスとマイナスに分解するしくみではあるが、電気的な分解に過ぎないためこの方式もマイナスイオンを発生できません。
水浄化式 水をジェット噴射して微細化し衝突板に衝突させてマイナスイオンを発生(単に回転運動で水を散らす方式もある)。空気中の汚染物質を微細化されたマイナスイオンの静電気的な中和作用で凝集し、超微細水滴の気体状水クラスターを付着させ洗浄、紫外線殺菌します(紫外線殺菌を行なわない機器もある)。気水分離器でプラスイオン成分を除去し、マイナスイオン成分と気体状水クラスターからなる超微細水滴を放散します。
◆方式別の長所と短所
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長所

短所
ファン式 ●タバコの煙(目に見える煙りだけです)や花粉など、物理的に大きいモノを吸着させるのに向いている。
●単純なものなら数千円程度からあり価格が安い。良いもの(フィルタの性能や大型で清浄能力の高い製品)では10万円クラスのものもあり。
●ファンの音がするのでうるさい。
●フィルターで濾す方式なので、小さいモノがとれない。
●フィルタの定期的な交換が必要で、交換時に吸着したチリやホコリをまたまき散らしてしまう。
●フィルタの材質によってはバクテリアを繁殖させてしまう。
イオン式 ●電気的に吸着させるので0.001ミクロンレベルの極小なモノまで吸着できる(フィルタに吸着させるだけなので電源を切れば、微風でまた浮遊することがあります)。
●音が静かである。
●価格は商品の機能や構造、フィルタの性質等で幅があり、どの程度効果があるのか不明だが小型の商品では1万円程度から買える。実用的なものはやはり5万から10万程度の出費は必要か。
●電気的に吸着させるので花粉やカビなど、物理的にある程度大きなモノを吸着させるには時間がかかる。
●微弱であるが人体に有害なオゾンを発生させるのでオゾン臭い。
●フィルタの定期的な交換が必要で、交換時に吸着したチリやホコリをまたまき散らしてしまう。
●フィルタの材質によってはバクテリアを繁殖させてしまう。
水浄化式 ●チリやホコリ、汚染物質は水に凝集されているのでまき散らすことなく排水。
●プラスイオンが排水で処理される。
●適度な湿気を放出するため有害なプラスイオンを押さえられる。
●フィルタを使用しないのでランニングコストがかからない。
●水の給水と排水が必要で、そのサイクルも短期間である。
●まだ製品の数が少ない。
●小イオン発生能力があるのか不明。
●価格がとにかく高い(−_−#)。
注意1(「タバコの煙」の解釈について)
空気清浄器の機能として、よくメーカーのカタログなどに「タバコの煙り」とありますが、ことば通り目に見える「煙り」だけです。煙りの吸引と脱臭に留まる程度で、タバコの煙りに含まれる有害物質はほとんど除去できません。ちなみにタバコ煙有害物質である一酸化炭素やダイオキシンなど、9割一般の空気清浄器で処理できないようです。タバコを吸う場合は、必ず換気するよう心掛けましょう。
注意2(イオン式空気清浄機の最新報告)
2001年にイオン式空気清浄機の試験を行ったアメリカ環境保護庁(EPA)の報告では、オゾン濃度の発生が健康基準値を超えない範囲では、室内の汚染物質はほとんど除去できず、また臭いの原因となる化学物質もほとんど除去できないほか、細菌やカビなどにも効果が確認できなかったようです。製造メーカーの多くは、オゾンが空気汚染の除去に有効であり、人体への安全性も保障されているとしているが「米連邦政府はオゾン式空気清浄機を室内空間で使用することを承認したことはない。」とのことです。オゾンは人体に有害なのでちょっと心配です。
注意3(小イオンについて)
体にいいマイナスイオンといいますが、マイナスイオンには大小があり、生体に効果が高いのは小イオンで、大イオンはあまり期待できないようです。いくら多量のマイナスイオンが発生できてもそれが大イオンならば、無駄な代物でしょうか(;_;)。小イオンは自然界ならではの成せる技で、これを人工的に発生するのは困難という話も耳にしています。